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「2021年しるしをつけよう」。2021年を歴史に刻む『ラストシーン』

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2021年を歴史に刻む『ラストシーン』
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2021年、印象的だった歌のひとつに、菅田将暉さんの『ラストシーン』があります。

この曲は、ドラマ『日本沈没―希望のひと―』(TBS系)の主題歌として石崎ひゅーいさんが書き下ろしたもの。ドラマの物語に沿った歌詞であるとともに、ドラマで起こる災害と、コロナ禍の現実どちらにもリンクした歌詞になっています。

印象的なのは『2021年しるしをつけよう 君と僕がおんなじ世界で息をした その証として』という歌詞。歌によって、この2021年をしっかりと歴史に、胸に刻もうという強い意思を感じます。まさに一瞬を切り取った歌。どんな時代になってもこの曲を自分に重ねて聴く歌、というよりは、この時代を忘れないために、聞くたびに2021年を思い出す、そんな作用のある歌のように思います。こういった曲を作るのは覚悟と勇気がいること。2021年という時代に作るべくして作られたドラマであり、楽曲であると言えそうです。

今回は、西暦が歌詞やタイトルに含まれる曲についてお伝えします。

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2021年を歴史に刻む『ラストシーン』
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J-POPの歌詞には時代が反映される

歌詞、とくにJ-POPの歌詞には時代が反映されます。リリースされた時期に使われているもの、流行っているものなどが歌詞の中に登場することはよくあります。公衆電話、ポケベル、メール、LINEなど情報通信手段が最もわかりやすい例です。

中には、時代をさらに限定して、西暦が歌詞やタイトルに含まれることもあります。例を見ていきましょう。

リリースした年が歌詞やタイトルに入る曲

タイトルに西暦が入る場合、リリースした年と同じということが多くなっています。この時期に作った(リリースした)曲、と覚えておくための、日記のような感覚かもしれません。

・本田美奈子『1986年のマリリン

本田美奈子さんの5枚目のシングル。歌詞には1986年というフレーズは出てきませんが、1986年にリリースされています。

・class『夏の日の1993

サビに「1993 恋をした oh 君に夢中」と入っており、西暦がとても目立つ形で歌詞の中に使われています。タイトルにあるように1993年に発売され、大ヒットしました。

・郷ひろみ『GOLDFINGER’99』 

こちらも1999年に発売されています。「A CHI CHI A CHI 燃えてるんだろうか」のフレーズが有名ですね。こちらは「’99」というよりは「A CHI CHI A CHI 燃えてるんだろうか」のフレーズに覚悟と勇気を感じる、大好きな曲です。

21世紀を意識した曲

また、世間一般的に印象的な年には、それを意識してタイトルに西暦が入っていることがあります。21世紀を意識した1999年頃、西暦を1000年単位で区切った『千年紀(ミレニアム)』という言葉が日本で広まりました。同じ1999年、バックストリート・ボーイズが『ミレニアム』 (Millennium) というアルバムを発売しています。他にも21世紀を意識した曲はいくつかあります。

・hitomi『LOVE 2000

こちらも2000年に発売されています。2019年には、『LOVE2000』をリメイクした配信限定曲『LOVE2020』をリリースしており、その際に歌詞にも変更を加えています。

・SPEED『Breaking Out to the Morning

この曲には、「1000年に一度の夜明けの瞬間に愛すべき誰かとkissしていられるように」と言う歌詞が出てきます。この曲がリリースされたのは1999年。21世紀が近づいてくることを意識した時代性が反映されています。

印象的な出来事をもとに作られた曲

藤田麻衣子『SUPERMOON

「SUPERMOON 空を見上げたよ SUPERMOON 2011年3月20日」と歌っています。2011年の東日本震災後3月20日に現れたスーパームーンを見ていた時の実体験を綴った歌詞だそうです。

参照:https://www.barks.jp/news/?id=1000077123

ゴールデンボンバー『令和

2019年4月1日に発表された新元号「令和」をサビの歌詞やタイトルに盛り込んだ歌です。新元号発表直後に曲を完成させ話題となりました。

まとめ

このように、西暦が歌詞やタイトルに含まれる曲は、多くはありませんが、いくつもあります。どれも、その年を印象付ける

2022年以降も、印象的な出来事をもとに西暦の入った歌が作られるかもしれません。どんな歌が作られるのか注目してみましょう。災害などではなく、「将来もずっと覚えておきたい幸せな出来事」によって歌が作られることを願うばかりです。


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