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オマージュとパクリの違いとは?作詞で意識したいポイント

歌詞コラム
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オマージュという言葉を聞いたことがありますか?オマージュは、たびたびパクリ(盗作)ではないかと議論されることがあります。作詞をするにあたり、オマージュとパクリの違いを知っておくことは必要です。今回は、オマージュとパクリの違いについて解説します。

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オマージュとはどんな意味?

オマージュの語源は、フランス語の「hommage」。尊敬・敬意・賛辞などの意味があります。オマージュは名詞ですが、動詞として「大好きな作品をオマージュして制作した歌だ」、「これは、あの作品をオマージュしたものだ」などのように使われることもあります。オマージュするとは、アーティストが過去の傑作や影響を受けた作品に敬意を表し、新しい作品に自らのアレンジを加え反映させることを指します。

オマージュとパクリの違い

オマージュは、ときにパクリ(盗作)と同じではないかと議論されることがあります。オマージュとパクリの違いは一見分かりにくいものですが、大きく異なります。オマージュは元の作品への敬意を保ちながら、独自のアイデンティティを確立するという、ポジティブな意味を持ちます。一方、パクリは「掠め取る」「盗用」というネガティブな意味を持ちます。「パクリ」は「オマージュ」とは違って、単なる模倣であり、元の作品への敬意や理解が欠如していることがあります。

また、オマージュは、元の作品への敬意があるので、「これはあの作品のオマージュです」と公に伝えられることが多くありますが、パクリの場合はそういったことはありません。

また、第三者からパクリのように思われても、実際は制作者本人の同意を得ている場合などは問題にはなりません。

オマージュとパクリの違いを知り、作品に活かそう

他の作品に影響を受けて作品を制作するということは、作詞以外にもクリエイティブな現場ではよくあることでしょう。しかし、その作品制作が「パクリ」になってしまってはいけません。他の作品に影響されて作品を作ること自体は悪いことではありません。しかし、それがただの模倣ではなく、作品への敬意を払ったうえで、自分なりのオリジナリティを加えた表現になるよう意識することが必要なのです。

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